関連サイト
tweets @yasudamam
最新の記事
以前の記事
検索
カテゴリ
全体 コウチュウ目 ハエ目 チョウ目 バッタ目 ハサミムシ目 アミメカゲロウ目 ハチ目 カメムシ目 ナナフシ目 トンボ目 その他の虫 ゴキブリ目 ホニュウ類 鳥類 両生類 植物 菌類 田んぼ 拾いモノ イッカク 骨 お知らせ 爬虫類 その他 庭 作物 犬 物置 畑 機材 本 地学 未分類 ライフログ
ブログジャンル
その他のジャンル
カレンダー
|
2013年 05月 22日
イモムシ取材で沖縄に行っていた。 梅雨入りした本島は、曇り、雨、ときどき晴れ間が入れ替わるという天候。気温が低めで信州人にはしのぎやすい。湿気はすごいけれど。沖縄も春から天候がおかしかったとのこと。 今回どうしても撮影したいイモムシがいたのだけれど、事前の情報はかんばしくなかった。昨秋の台風被害がいまだに回復しておらず、食草の樹木がことごとく葉を落とし、あるいはこの季節なのに紅葉してしまっている状況を見て、厳しいかもと覚悟した。が、S夫妻の強力なサポートにより発見され、無事に撮影。この素晴らしいイモムシについては次回の新作ができたときに紹介できると思う。 沖縄でイモムシ探索をしようとするときにネックになるのが植物がわからないことだ。落葉樹林帯にくらしていると、照葉樹はどれも同じに見えてしまう。植物がわかれば、あれがいるかもという探索イメージがわいて、見つかりやすくなるわけだけれど、そういう勘がちっともはたらかない。 いちいち一緒に歩いてくれた盛口氏、S夫妻にたずねては覚えようとするのだけれど、結局のところイモムシに聞くのがいいと思いはじめた。まわりくどいけれど、かっこいいイモムシを見つけ、その食草を調べ、ああこれが○○の木なんだと納得するのが自分のものになるような気がする。 後半は一人で石垣に立ち寄ったのだけれど、そのことをあらためて思う。林道を歩いていても最初はどれが何の植物だかわからないので、言葉の通じない外国を歩いている気分だ。それが、たとえばコウトウシロシタセセリがいれば、ああこれがヤマノイモ科の親戚なんだと気がつくとか、ヤエヤマイチモンジが特徴的な食痕を残していたら、これがコンロンカという植物なのかなと思えたり。そんなことを繰り返していると、半日するころには、名前はわからなくても、ああこれはあの植物という風にちょっとずつ見分けられるようになっていく。イモムシは僕にとって自然への入口であり言葉のような存在になりつつある。 それにしても、イシガケチョウ(写真)など、かっこいいイモムシたちが普通に見られるのは、やっぱりいいやねえ。
by ikkaku24
| 2013-05-22 20:59
| チョウ目
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||