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2015年 03月 30日
キマダラコヤガ Acontia trabealis ヤガ科キマダラコヤガ亜科 幼虫 2014.9.27/長野県/サツマイモ/体長23mmほど 蛹 2014.10.6 成虫 2015.3.30(室内飼育) 雨がやんで暖かくなる。サクラの蕾もふくらんできているし、庭のウメの新芽にはウメスカシクロバが出てきてかじっている。少し早い春がもう少しという感じになってきた。 春は答え合わせの季節のひとつ。越冬させていた飼育だなの蛹が羽化して正体が判明する季節なのだ。今冬は建物北側の地面に穴を掘って植木鉢を埋め込み、その中での越冬を試みた。フタとの隙間があったらしく地表近くが凍結する不具合があったので改良の余地はある。が、うまく冬越しできたものが羽化し始めた。 今朝、羽化していたのは黒と黄色のくっきりした成虫。いまだに成虫にうとい僕にも調べやすい配色ですぐにキマダラコヤガとわかった。意外だったのは、ホストが「未知」とあったこと(『日本産蛾類標準図鑑II』)。国外にセイヨウヒルガオなどの記録があるとの付記はあったが、国内ではまだ報告されていないよう。 昨秋、Tさんのサツマイモ畑をながめていたときのこと、ヒルガオトリバにまじって葉表にいたのがこのイモムシだった。目立つし、サツマイモの害虫だろうからナカジロシタバなのかなあ、でもちょっと斑紋がちがうなあと思いつつ飼育することしばらくして蛹化し、越冬後、今日羽化したというわけだ。 キマダラコヤガはユーラシア、ヨーロッパ、北アフリカまで分布するとのことなので、ためしにAcontia trabealisで検索してみると、よく似た幼虫の画像がいくつか引っかかってきたので大丈夫だろう。 僕のようなただのイモムシ好きでもこの「未知」に出会えるのがイモムシ界の魅力の一つである。まだわかってないことがけっこうある(既報を知らないだけかもしれないが)世界なのである。 先日公開したイモムシ部屋のリストにもリンクをつけて追加しておいた。こうやって折をみてリストを増強していきたいと思っているのだが、シーズンインしたらどれだけやってられるかなあ。まあぼちぼちと。
by ikkaku24
| 2015-03-30 11:16
| チョウ目
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