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2016年 07月 25日
明日は雨との予報が出ていたのでジャガイモの収穫をすませる。今年は植え付けが遅れたり、オオニジュウヤホシテントウの活動が目立ったこともあって収量は少なめだったが、まあ家族で食べる分には十分な量だ。 ジャガイモの根元をスコップで掘り返していると、ゴミムシだの、コメツキムシっぽい幼虫だのとともに1匹だけムネアカセンチコガネがもぞもぞとあらわれた。ほほうと思う。先日ちょうど地下生菌屋でもあるヤマモトくんから、ムネアカセンチコガネが地下生菌食らしいという話を聞いたばかりだったのだ。 あらためて調べてみる。 ムネアカセンチコガネは食糞性コガネムシとしてあつかわれてきたが、さまざまな陸上植物に菌根をつくるアーバスキュラー菌根菌食であるらしい(日暮・棚橋,2014)。ムネアカセンチコガネの腸内にはこの菌の胞子が詰まっており、飼育下でこの菌の子実体を好んで食べ、単に食べるだけでなく子実体を掘り出して運搬しトンネルに持ち込むことも観察されている。これらのことから、この菌の胞子分散に寄与している可能性があるという。なるほど。 ウィキペディアによれば、温帯の森林の優先種のブナ科、マツ科、カバノキ科などは外根菌(いわゆる菌根をつくるキノコ類など)を形成するので、アーバスキュラー菌根菌という菌はむしろ森林ではない場所、草地などに目立つらしい。ムネアカセンチコガネが公園だとか今回のような畑で見られるというのも、おそらくそういう理由からなのだろう。 ジャガイモの下からはケラの幼虫も一匹見つかった。畑は元田んぼだった一角にあり、今でも周辺に生息しており、分散のためか、イモを求めて侵入してきたということだったのだろう。
by ikkaku24
| 2016-07-25 20:45
| コウチュウ目
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