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2017年 05月 03日
連休は従兄弟の結婚式があり京都まで。式は朝からなので前乗りして近隣を少し歩くつもりだった。来たことのない北部の町で土地勘がまったくなかったが、偶然にもシカタさんの出身地だったので事前に観察地をいくつか教えてもらって準備は万端、のはずだった。 町には川が流れ、丘陵、低山が囲み、里山環境が広がっている。雑木林はコナラ、クヌギ、アラカシなどが主体で、いくつか見慣れない常緑樹があるものの、信州の低地とも大きくは変わらない。季節は木々の葉が展開しおわったくらいの春のイモムシに絶好のタイミング。しかし、いない。半日歩いたがヒメヤママユ1匹、サラサヒトリが1群落、シャクガが数種、ヤガが数匹というさびしい結果だった。 そんな中、唯一といっていいほどの出会いはムシクソハムシ。虫の糞擬態というニッチなポジションを選択した変わりもののハムシだが、たいていは一匹だけがぽつんと見つかる。なのでイモムシの糞と合成して遊んだりしたこともあったが、それが3匹まとめて葉の上に転がっていた。左の二匹が成立したペアで、そこに右のオスが横恋慕しているところらしい。こうやって並んでいると、糞擬態効果はさらに上がり、実際、見つけたときはてっきり糞と勘違いして、しばらくして脚の存在でそれとわかったくらいだった。 それにしてもこの虫の少なさは異常である。葉に食痕がほとんどない。ハマキガの巻いたものがちらほら、あるいはヒメクロオトシブミの揺藍がポツポツあるものの、全体としてはきれいなままの若葉が延々とつづいている。虫に興味のない人は気がつかず、むしろ葉がきれいでいいと思うだろうが、これはおかしな光景である。虫の季節がいつもより遅れているとか、僕の目がふしあなでたくさん見落としているとか、そんなことであればどれほどいいか。新緑の若葉は虫が食べてボロボロになってほしい。
by ikkaku24
| 2017-05-03 08:31
| コウチュウ目
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