関連サイト
tweets @yasudamam
最新の記事
以前の記事
検索
カテゴリ
全体 コウチュウ目 ハエ目 チョウ目 バッタ目 ハサミムシ目 アミメカゲロウ目 ハチ目 カメムシ目 ナナフシ目 トンボ目 その他の虫 ゴキブリ目 ホニュウ類 鳥類 両生類 植物 菌類 田んぼ 拾いモノ イッカク 骨 お知らせ 爬虫類 その他 庭 作物 犬 物置 畑 機材 本 地学 未分類 ライフログ
ブログジャンル
その他のジャンル
カレンダー
|
2019年 01月 13日
久しぶりに関東行き。いくつか見たいものがあったのだけれど、そのうちのひとつが冬虫夏草。葉がないこの季節に越冬するタイプの気生型を見つけておこう。イトヒキミジンアリタケ、ガヤドリタケの仲間、ヤンマタケなどがそれにあたる。気生型はやはり空中湿度の高い環境が必要で長野県では少ないので、かつて歩いていた関東のフィールドを回ってと考えたわけ。 1日目。都内T山へ。休日ということもあったからか人が多くてびっくり。うーん、こうなってたのね。高い駐車場代にもびっくりしつつ、とりあえず上まであがって別の用事を済ませ、降りてきて目当ての沢に入る。前回来たのはもう何年も前のオンシーズンだったのでまったく印象が違う。明るくてむしろ乾いたように見える。イノシシの痕跡もこんなに多かったっけ。別の沢を含めけっこう探したが、かろうじてイトヒキミジンアリタケを見つけるにとどまった。 2日目は近くのポイントを回る。ここの沢こそさんざん入った虫草ポイントなのだけれど、やはり荒れて明るくかわいたように思われる。ヤンマタケどころかガヤドリタケも見つからない。うれしかったのはシャクトリムシハリセンボン。シャクガ幼虫のあちこちの体節から子実体が何本も伸びる。未熟なものは何度か見ていたが、子のう果が付いた状態のは初めて。アラカシの枝先から垂れ下がった体は干からびたように細くなっているが、胞子が出ているようだ。『冬虫夏草生態図鑑』には「7−2月。通年発生していると考えられる」とある。これも冬のターゲットだったのねと気づく。成果としては極小だったけれど、まあこれが見られたのでよしとする。 今回は以前の仕事仲間、Nさん宅に泊めてもらう。Sさん、Oさんも来て、近況をあれこれ聞く。みんな近い世代なのだけど、それぞれの今の状況に向き合って次を目指す姿を見せられて、自分の暮らし方や生き方をもう一度考えてしまう。辞めてから15年もたっているのに会えば前のつづきのように話せてしまう、同じ時間と場をつくってきたありがたい存在だ。やっぱり出かけて人と話さないとね。
by ikkaku24
| 2019-01-13 20:39
| 菌類
|
Comments(2)
|
ファン申請 |
||