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2007年 11月 16日
クロナガアリ・ウォッチングの楽しみの一つに、タネの元をたどる楽しさというのがある。 アリが素に持ち帰る、あるいはくわえている種子が何の植物のものかをたどっていって調べるわけだが、言うは易し。相手の草本種子は総じてチッコイ。せかせか運んでいる途中のものを見て見分けるのはけっこう大変。 たとえば3日前、東伊那で見ていたときに、一匹のアリが緑色の実のようなものをくわえて(画像中)巣に帰ってきた。レンズ越しに拡大して見ると、その緑色の表面には白くてさらに小さい球状のものがたくさん付着している。こんな草の実、あったっけ??となる。 クロナガアリはそれほど遠くから運搬してくるというよりも、かなり近場にあるものを集めているような印象がある。そこで近くからしらみつぶしに草を見ていけば、なるほど、これはアカザの穂のところについているのだった。こういう風に見ることなどないから何かと思ったよ……という具合。 今日は、渡場の河川敷のコロニーで、クロナガアリが運んでいる種子を集めてみた。 一匹ずつつかまえて収穫物をちょうだいする、というのは細かすぎて大変なので、吸虫管(イージーな自作もの)を使う。運搬中のアリを集め、しばらくしてのちアリたちに現場へ戻ってもらえば、収穫物だけが容器に残っているという仕組み。 さて、画像上に並んでいるのが、今日のクロナガアリのメニュー。左からチカラシバ、イノコズチの仲間、エノコログサの仲間、メヒシバの仲間、種類不明。メヒシバ、エノコログサ、種類不明のものが多く、チカラシバとイノコズチはそれぞれ一例のみだった。 けっこう近くから運んでくることを考えると、巣まわりの植生が変われば運搬種子のメニューも変わってくるはず。別のフィールドも開拓してメニューをのぞいてみたい。 →クロナガアリ(その3)
by ikkaku24
| 2007-11-16 16:34
| ハチ目
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