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2007年 12月 04日
朝のうち晴れ間がのぞいていたので大田切の林を少し歩いてみる。 雑木の幹を見て回りフユシャクをチェックしてまわる。サザナミフユナミシャクのメスは見つからなかったものの、オスは2匹見つかる。やはりこの晩秋〜初冬にかけての時期が発生期と見ていいだろう。夜も見に来ようかしら。 周辺もウロウロして、細いクヌギでクリオオアブラムシの集団を見つける。こちらもまた冬前の定番だが、この季節に虫がたくさん集まっている場面はそうないので、何だか頼もしい。 もっとも集合した部分では冬の卵がところせましと産みつけられつつあるが、彼女たちの合い言葉は「できるだけ密集しましょう」であって、そうなると他の個体に産みつけられてしまった(気づいて避けるということをしないのだろうか)ものの姿もある。 なかなかアブラムシにつきあうこともなく来たので、『日本原色アブラムシ図鑑』(全農教)などめくっていると「へぇ、ほぉ……」となる。 たとえば今日のクリオオアブラムシのように卵を産んでいるメスのことは卵生雌と呼ばれている。この時期にこのメスと翅のあるオスが出現して、交尾し、産卵するわけだが、わざわざこういう呼び名がついているのも、他の時期のメスはすべて胎生雌と呼ばれるタイプからだ。アブラムシはたいてい胎生かつ単性で世代を重ねていく。年に多いものでは30世代以上になるものもあるという。そろそろオンシーズンの単性胎生雌のときにおつきあいしておきたいアブラムシくんたちである。 集合性についてはこんな実験が紹介されている。クリオオアブラムシをつかまえて一本の木の別々の場所に放しておくと、短時間(どのくらいかは書いてない)で集団をつくるという。彼らの集まり具合を見ているとさもありなん、だ。でもこのハナシで僕が注目したのは、バラバラにして放すという作業はさぞかし大変だったろうなあ、というところだったのだが……。 日は陰り、ときどき雨まじりの雪が落ちてくるようになった。そういえばもう12月だなあ。 →クリオオアブラムシ(その2)
by ikkaku24
| 2007-12-04 14:27
| カメムシ目
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