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2008年 03月 11日
中央アルプス山麓の林道を歩く。 しばしば日当りのいい斜面にはニホンザルの群れが出ているので、糞などフィールドサインを集めておこうという心づもり。 歩きはじめてしばらく、サルの群れに遭遇し、しばしながめたりよさそうな糞を物色する。群れは少しずつ移動し、道から斜面の林へと遠ざかる。 引き返しつつ、わきの林道にも入ってみる。サルとカモシカの足跡がつづいている。さきほどの群れの一部と思われる数匹にまた遭遇。林の中だからか、それほどこっちを気にせずにいるなあなどと思いつつ斜面をサーチすれば、すぐ近くにカモシカが立ってこちらを見ていることに気がついた。日当りのいい斜面に座り込んでいたようだ。 ためしにゆっくりと近づいてみたが逃げるそぶりを見せない。斜面を少しずつトラバースするように近づき、その距離10メートルを切るがまだ大丈夫。フィールドサイン目当てだったので、望遠らしい望遠レンズを持ってきていなかったが、これなら大丈夫。 サルの群れの中にいるとこちらをサルと見なしているのか気にしないケースがある、と何かの本で読んだことがある。どうやらそういうパターンのように思えてきた。 しばらくすると、件のカモシカくん(かどうかたしかめていないが)は近くのヒノキの幼木の葉を食べたりとゆっくり移動し、やはりこちらを大して気にしない様子。ではそれならば、ということで、この距離を保ちつつついていく。斜面を少し登り、見晴らしのいいところにたどり着き、さてどうするつもりかと見ていると、その場に座り込んだ。うーん、やはりリラックスモード。 こんな機会はそうないだろうなと、さらにお近づきに。その距離7メートルまでいっても変わりなし。サルの群れ自体はすでに移動してしまっているのだけれど、やはり僕はサルということになっているのだろうか。 同じ目線、7メートルの距離で僕も座り込む。 カモシカの頭が下がり始める。よく見れば目がウツロになっている。どうやらうたた寝を始めたようだ。シャッターを切ると目がスッと開くが、またまぶたが下がってくる。これだけ暖かければ眠たくもなるよなあ。 一度斜面を降りてザックから違うレンズを取り出して戻ったけれど、カモシカはまだどっかりと座り込んでいる。すぐそばに座り込み、急激に暖かくなった今日の日差しを浴びて、こっちもウツラ、ウツラになる。シアワセな時間、でした。ハイ。
by ikkaku24
| 2008-03-11 21:09
| ホニュウ類
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Comments(4)
カモシカにこれだけ接近して写真が撮れるなんて夢のようですね!
しかも、このうつらうつらとした気持ちよさげな顔! やはりプロの方はひと味もふた味も違いますね!感服です。 ご上梓なさった『集めて楽しむ 昆虫コレクション』、拝読いたしました! これまたページをめくる毎に驚きに満ちていて!すばらしい本を世に出していただいたことに心から感謝申し上げます。 この本を拝見するうちに、ちょうど一年ほど前に冬尺蛾の雌の写真を撮ったことを思い出し、今頃になってブログにアップしてみました。 大変お忙しいことと存じますが、ご笑覧いただければ幸いです。 また、もしできれば何という種類の冬尺蛾なのかご教示戴ければ幸甚です。 http://kawabano-yamadukuri.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/post_17b8.html ↑に掲載しております。
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ikkaku24 at 2008-03-14 20:31
くまさま>拙著ごらんいただき、ありがとうございます。楽しんでいただけば幸いです。
ブログに掲載されたフユシャクのメス画像拝見しました。まだ私もフユシャク素人に近いので、単独だとちょっとわかりません。だから交尾ペアになっているところを探してオスとあわせて調べています。もちろん詳しい方が見ればわかると思いますが。それにしても教室参加の見つけたという子供、目がいいですね!
カモシカをそんなに間近で見れるなんてほんと幸せな時間ですね。うらやましいです!一度、山の中で鹿に会ったことがありますが、一目散に逃げられてしまったので、こんなこともあるのだな~と驚きました。人をサルと見なすという話も初めて聞きましたし、おもしろいですね~!
お忙しいなかにもかかわらず、私の拙いブログをご覧戴きましてありがとうございました。
やはりフユシャクの雌のみでは同定は難しいのですね。 今年はペアリング中の写真に挑戦してみたいと思います。 本当にありがとうございました。 どうぞこれからもよろしくお願い申し上げます。
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