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2008年 03月 27日
春は下から、水辺からやってくる。
埼玉時代はそんな春へのイメージを持っていた。春という新しい季節の声は、早い年なら2月ごろから聞こえてくる。アカガエル、そしてトウキョウサンショウウオが休耕田の水たまりにあらわれてともにゼリーに包まれた卵塊を見せてくれる。それらを谷戸で見つけると、今シーズンもそろそろ始まるのだと思ったものだった。 ところがここ伊那谷にはまずトウキョウサンショウウオなど平地のサンショウウオがいない。アカガエルの出現は遅く、4月に入っても新しい卵塊を見るくらいだ。そのころには植物も芽吹いて虫たちの活動も始まっている。つまりかなり春が圧縮されてまとめてやってくる傾向にある。もっとも北国ではもっとそうなのだろうけれど。 ただそれでも春への突入の仕方にも少しは順序というものがあって、そのうちの一つに水辺のヤナギの変化がある。少し前からヤナギ林はうっすらと黄色みを帯びていて今日などはすでに黄緑色がかった。 部奈の河原に芽吹くヤナギを見回っていたら、ヤナギハムシが出現しているのに気がついた。開きかけといったくらいの芽に頭を突っ込んで採食している。このハムシの卵や幼虫をねらってカメノコテントウがあらわれるのも時間の問題だろう。 同じ枝では小さな毛虫がゾロゾロと移動中で、枝をたどってみると卵塊があり、これはオビカレハの幼虫たちらしかった。彼らも今日の暖かさあたりでふ化したばかりなのだろう。 数日前にはやはりヤナギにイネゾウモドキの仲間を見ているが、植物食昆虫のこのあたりの植物への同調性というのは毎春感心することであって、まあだからこそやっていけるのであるけれども、やっぱりよくできてるなあと思ってしまう。 さてトップバッターでヤナギがスタートを切った。これから春はどう進行、あるいは行きつ戻りつしながら進んでいくだろう。
by ikkaku24
| 2008-03-27 20:30
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