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2008年 04月 08日
虫草関係でもう一つチェックしておこうと思ったのがイトヒキミジンアリタケ。冬でもというより冬期にちょっと探してみようかというのにうってつけな虫草で、その発生ポイントをもう一度ちゃんと見ておこうと思ったのだった。
飯能在住のコーイチを呼び出し助っ人としておつきあいしてもらうことにする。目は多い方がいいのだ。 途中、いくつかケモノのフィールドサインをチェックしつつ、ポイントに到着。春が始まったという雰囲気の谷津田で、いかにも各種虫が出現してるだろうなあという気分が盛り上がってくるが、虫は帰ってからでも探せるぞと言い聞かせ、進む。 さっそく前回見つけたというイトヒキミジンアリタケを見るが、子実体が柄だけでアリの体もちょっと崩れている。他の個体はいないだろうかとさらに探してみる。 小さいものの多い冬虫夏草だが、このイトヒキミジンアリタケもやっぱりチッコイ。宿主のアリ(ヤマアリ系と思われる)が1センチないくらい。そこから細い糸のような柄が伸び、途中にコブのような子のう果がつく。沢近くに生える木の樹幹に出るのだが、チョロリと出てる1センチたらずの糸を探すことになるわけで、探索像ができてかつある程度ポイントを絞らないと探すのが難しい。 このポイントを一度少し離れて眺め、やはり最初の一つが見つかったコナラの木がよさそうということになる。 一度見て探索像ができたらしいコーイチが好調。 「あ、これそうじゃないですか?」 指しているのはそのコナラの地面から浮いた根の裏。のぞいてみると、糸のようなものがたれさがり、コブのついているのがシルエットで見えた。しかもまとめて5本。ルーペでのぞいてみればアリが仰向けにはりつけられたようになっているのが確認できた。こんな風にまとまってるとなかなか壮観だが、惜しむらくはアリの姿がイマイチ見にくいポジションで写真的にはわかりにくいことだが、状況のおもしろさはある。結局このコナラからは計7本のイトヒキミジンアリタケが見つかった。 この成果に気をよくしてもう一つとなりの谷に。ここでも遠くから眺め、「さっきの法則からいうとあの木しかないね」と、日陰側斜面手前のミズキの樹幹にねらいをつける。 二人でなめまわすように見ていると、 「あ、これそうじゃないですか。トゲアリですよ」 ここでもコーイチに先を越される。宿主は今まで見たことのなかったトゲアリ。まだ柄が伸びはじめたという段階で今後の展開を待たねばならないが、イトヒキミジンアリタケになるのかも含めて楽しみな個体だ。こちらも次回に来たときのチェックポイントとなる。 そんなこんなで、あわただしくも充実した埼玉のフィールドまわりは終了。こうやってときどきよそをのぞくのは楽しいやね。 →虫草詣で(その9)
by ikkaku24
| 2008-04-08 12:11
| 菌類
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