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2008年 05月 11日
晴れの日にはオトシブミたちを探してまわり撮影し、雨が降ればその分後回しにしていた原稿書きだの、その他のデスクワークだの、家の用事だのがたんまりとあり、どちらもなかなかうまく進まないなあとあがいているうちに、5月の三分の一が過ぎてしまった。まったく黄金な季節の進行はいつも早い。
なかなか他の生き物とじっくりつきあっている時間がとれないのだけれど、画像はなくともこの記録くらいは簡潔にでも書いておきたい。 先日記事にとりあえずアップしたイワツバメシラミバエの羽化の話の続報。あのときには30匹くらいが羽化していて、一つの巣にたくさん出てくるんだなあと感心していたのだけれど、実はそれどころではなく、その後も羽化は連日つづいた。今日あたりになってようやくその勢いもおさまってきた。まだいくつか羽化してくるだろうが、ここらでまとめておきたい。観察時刻とそれまでに羽化数をメモしてあるのだが、あまりにも煩雑なので一日ごとにまとめてみると以下のよう。 2007.8.31 1古巣にあった蛹の数 96 4.28 0(羽化気がつかず) 4.29-5.5 18匹 5.6 13匹 5.7 17匹 5.8 17匹 5.9 4匹 5.10 6匹 5.11 1匹 ここまでの合計 76匹 ということで、この巣一つに入っていた96の蛹から、76匹のイワツバメシラミバエが羽化した。ピークは5/6,7の両日。 昨秋、96個の蛹を見つけたときは、あまりに数が多いので、きっと前シーズン以前の羽化しなかったものも含まれた数だろうと推測していわけが、ここまで羽化してくるとそうではないかもしれないという感じがする。 この飼育下での羽化状況を見て気になったのが野外ではどうなのかということ。これだけの数が出てくれば、その年に使われない巣から分散していく姿があるはずだと思ったのだ。 で、鳥屋ニシくんにコロニーで気にしてみてほしいと連絡。 ほどなくメールにて返信あり。添付してもらった写真を見せてあげればいいのだけれど、これが予想通りで、コロニーのある壁をワラワラと歩くイワツバメシラミバエの姿があったというのだ。なるほどねえ。ただし、彼によれば、この時期にシラミバエを見るのははじめてだという。今年渡来したイワツバメの数が少ないからだろうか、とも。 いやあ、シラミバエ、やっぱりおもしろいっすね。 →シラミバエ(その6)
by ikkaku24
| 2008-05-11 18:09
| ハエ目
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Comments(2)
いつも楽しく、拝見しています。
シラミバエのことですが、大学の先生で、共生細菌を研究されておられる方がいます。標本が「余る」ようでしたら是非協力してあげて下さい。ただし、汚染(コンタミ)を防ぐため、生きているうちにアセトンにつけろ、との事でした。入れ物は連絡すれば送って下さいます。 私も、コウモリバエ、クモバエを捕まえてはせっせと送っています。もちろん、鳥のハジラミも欲しいそうです。
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by
ikkaku24 at 2008-05-15 21:24
大阪コウモリさま>その研究者の方は、たぶん僕もM氏経由で間接的にお聞きしている方ではないかと思います。で、あらかじめアセトンの入った瓶も持っています。今回は生かしたまま浸けるってことができなかったので見送りましたが、イワツバメシラミバエ自身は、以前一度送らせていただきました。
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