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2008年 05月 16日
このブログを何度かのぞきにきていただいた方ならわざわざいわずもがなだろうけれど、僕はきれいな虫やかっこいい虫というよりも、変な虫が好みである。 いや、もちろんきれいな虫はきれいだなあと思うし、かっこいい虫もかっこいいと思う。だが、フィールドを歩いていて足をとめしばし見入り、あるいは飼育しながらつきあってみようかというところまで思うのはどっちが多いかといえば、それはやはり後者だ。 変さ、にもいろいろある。姿が変というのもあるし、やってることが変というのもある。まあヘンテコな生き方をしている生き物はたいてい姿もヘンテコになるのだが……。 今日、赤木のクリ林で出会ったこの幼虫。最初はその変加減がピンと来なかった。体長2センチほどと小さかったし、ファサファサとした毛が中途半端な密度で生えており、毛虫の脱皮殻かなと思ったくらいだ。 しかしそれが本体のある毛虫であり、けったいな毛虫だなあと思いつつじっくり見ていたら、そういえばこんな写真を図鑑で見たことがあったなあと思い出した。たしか脱皮殻の頭部をくっつけていくということだったはずだ。 で、さらにじっくり見てみると、頭部付近に何やら積み上がっているようにも見えてくる。拡大してみれば、はたして頭部には、成長にともなうデスマスクともいえる脱皮殻頭部を順に塔状に積み重ねた、いや、実際のところ脱皮の度に下にくっつけていくのであろう、上に小さなマスクが、下に行くほど大きなマスクが並んでいる。マスク塔最上部のところがちゃんと見えないのだが、頭部殻は4つ(ひょっとしたらもう一つ)積み重なっており、つまりこれは4回の脱皮を経験した5齢幼虫であることを意味する。 家に帰ってさっそく『日本産幼虫図鑑』をひもとけば、これはリンゴコブガ幼虫であった。予習もかねて記述を読むと、この幼虫、終齢が8齢であるという。この後3回脱皮し、さらに3つのマスクが付け足されるということなのだ。さらに期待ワクワクである。 しかし、どうしてこういうことをするのかちっともわからない。ゴミ背負いアオシャクのように基本的にはカモフラージュなんだろうが、じゃあどうしてていねいに積み上げるのかとなると意味不明。 いいです、こういう変な虫。フィールドでこういう虫に出会うのが好き。
by ikkaku24
| 2008-05-16 21:40
| チョウ目
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