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2008年 05月 20日
![]() 遠征二日目は埼玉のフィールドまわり。目標はドロハマキチョッキリとヒメクロオトシブミ。どちらも普通種だが、いずれも色彩バリエーションの知られている種類で、長野のと関東のはちがっている。関東のバリエーションは長野にいないのでやってきたというわけ。かつて通いなれた谷を歩く。前日の都心公園オトシブミウォッチングではまったく疲れるほど成果が少なかったが、ここではオトシブミたちあるいはオトシブミたちの揺籃がつぎつぎに目に入る。うーん、やっぱりこっちが普通なんじゃなかろうか、と安心する。 お目当てにしていたドロハマキチョッキリも思った以上にいい時期で、いつものイタドリ群落ではいくつか揺籃作成中のメスが見られた。だが、ここでも5月の常で風が強く、生態写真は早めにあきらめ、モデルのスカウトに専念する。 ドロハマキチョッキリのカラーバリエーションには大きく2つの型がある。緑色と濃青色(甲虫図鑑ではこちらが基本形ということになっている)だ。緑色にはさらにベニホシハマキチョッキリとされていた上翅に赤い紋の入るタイプがある。長野のはこれに近いなあと思っていたが、先日オトシブミ屋さんに聞いたらベニホシハマキタイプはもっと西の四国や九州のがそうなのだそうだ。 埼玉には緑色と濃青色がいる。連れ帰ったモデルを並べてみると上のようになる。緑色タイプは赤のまじり具合の程度にかなりの差がある。この日は見つけられなかったが、赤がほとんど混じらない緑色もある。こうして比べてみると長野にいる緑色で赤い紋の混じるタイプもこのバリエーションの中に収まるような気がしてくる。濃青色は比較的安定しているけれど、青のハッキリするものからくすんだものくらいの幅はありそうだ。 ちなみにドロハマキというくらいでドロノキも巻くらしいのだけれど、いまだにドロノキのあるところを歩いたことがなくてその光景を見ることはかなっていない。 普通種は普通種でじっくり見ていこうとすれば、やっぱり奥がある。
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