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2008年 10月 16日
午後、フィールドへ。
イモムシ熱つづく。まだ微熱くらいだけれど。 今日の目論みはカギバガ科の幼虫。葉表にテロンととまっているという印象がある。しかも秋に。 じっくり見ていったら、はたしてたぶん2種が目に入った。 一つはクヌギ葉表にいた薄茶色の幼虫(画像上)。ヤマトカギバに似ているように思うのだけれど、『日本産幼虫図鑑』には、この種によく似て赤みが強いエゾカギバという種類もいるという記述もあって、ちょっと保留。カギバガ科幼虫の腹面平らな体型が興味深い。というのも幼虫の脚に興味が出てきているからで、この腹面にどう脚が備わっているかを連れ帰ってじっくり見てみようと思う。 もう一つはヌルデ葉表にいた黒っぽいカギバガ科幼虫(画像中、下)。かなりチッコイこともあって、体を曲げてとまっていると、ゴミあるいは干からびた鳥糞という風情。しかもちょっと触れたぐらいではピクリともしない。 体をよく見たかったのでしつこくツンツンしていたら、突然体をくねらせた。しかもよく見ると口器から緑色の液体を出し、頭を振ってそれを胴体になすりつけたりするような行動を見せる。 ヌルデをホストとするカギバガとしてはギンモンカギバという種類がいるらしいのだけれど、幼虫の様子は若干違うところもある。あるいは終齢ではないからかもしれない。 カギバガ科の面々、イモムシ界にあってちょっと変化球な感じといったらいいだろうか。
by ikkaku24
| 2008-10-16 21:23
| チョウ目
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