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2008年 07月 18日
今月に入ってからというもの、すっかり冬虫夏草マナコつづき。そうなると昆虫の方はどうしてもついでに見る的になり、この時期につきあっておくべき顔ぶれが素通りという事態になる。まあある程度はしかたがない。こうやって短期間にせよ集中したものってちょびっとでも何かしら残ることが多い。
マイフィールドの中の虫草ポイントはあと数カ所を残して一回りといったところにある。間に遠征がはさまっているからだが、このペースだと主立ったエリアを見て回るのは一夏にせいぜい二回ずつという感じになるかなあ。 そんな進行状況にあわせるように朝から雨。虫草探索は一休み。 昨日、一昨日と写真の問い合わせあり。一般に問い合わせのある虫の種類はほぼかぎられている。特殊じゃない、いわゆる定番の普通種。そういう方面にほとんど力を入れていないから、リクエストに答えられることは情けないことにとても少ない。今さらなんだけど、うーん、と考えてしまう。このしくみに駆け出しの僕が寄っかかることなどできないわけで、しかしそれを無視してしまうことなく、つきあい方を見つけていかねばならない。普通種って何だろ?としばしば頭に浮かぶ疑問も再燃する。 夕方、ほぼ雨が上がったのでお外へ。 大田切の林をブラブラ。 もうタイミングを逸したと思っていたアケビコノハ幼虫を運良く見つける。成熟間近といった感じでとても立派。いくつかいい感じのポートレートを得る。やっぱりこういう傾向の虫とつきあってるのが楽しいのだけどねえ……。 樹液場を見て回るが、メインのところは出がよくない。年々シロスジカミキリ食害も目立ってきて、勢いがなくなっている。別の場所で若いヤナギに出ている樹液をようやく見つける。顔ぶれはヨツボシケシキスイとそしてカナブン。 せっかくなのでしばしつきあうことにする。そのうち、そういえばカナブンて、樹液場での姿くらいしか知らないなあ、ということに気がついた。それ以外の産卵場面も卵も幼虫も蛹も見たことがない。帰って『幼虫図鑑』を開いてみたが、カナブンは掲載種からもれている。これがカナブンの幼虫です、という写真を見た記憶がどうもない。知ってるつもりの普通種の知らないことを見つけること、そんなあたりが僕のつきあい方につながっていくのかなあ、などと考える。 #
by ikkaku24
| 2008-07-18 20:25
| コウチュウ目
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2008年 07月 15日
ひきつづきY渓谷の虫草探索。
昨日は結局最初のキャンプ場周辺で一日が終わってしまったのだった。 まずは目星をつけていた枝沢に入る。 サナギタケ、カメムシタケ、ハチタケとポツポツ出るが、なかなかヒットはしない。昨日へたに大きなタンポタケの仲間を見てしまったので、どうも目が大きいものにいってしまって、細かなものを見落としているような気がする。かろうじてサビイロクビオレタケのいい形のものを一つ見つけたところで半日が終わる。 つづいて本流のさらに先を探索。 少し平たいところもあるよさそうな環境を見つけ期待して歩いたが、こちらもあまりパッとしない。こういうことはよくある。 今日はハチタケがいくつか見つかった。ハチタケのとりつくハチの種類もかなりバリエーションに富んでいる。今日のハチタケでは、一つはキイロスズメバチ。あとの3つはクロスズメバチの仲間とスズメバチモード。へえ、と思ったのはクロスズメバチのオス生のものもあったこと。オスは出てくる時期が秋の一時期に限られている。そのオスバチが菌に倒されているのだからそれはやはり昨年の秋のできごとだったはず。ハチタケのハチのバリエーションもちゃんとコレクションしてみたい、と思う。 →30分圏内の虫草(その7) #
by ikkaku24
| 2008-07-15 21:30
| 菌類
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2008年 07月 14日
Y渓谷に足を伸ばし冬虫夏草探索。 ここのポイントは家から一時間弱と、30分圏内ではないのだけれど、シーズンに何回かは見に行くので気分的にはマイフィールドな場所。植林地が多いが、沢が奥深く、渓流沿いに少しポイントがある。 まずはアクセスが楽なキャンプ場の近く。サナギタケがいい状態。他にカメムシタケ、ハチタケなど、朽ち木生種がほとんどない。 今日のハイライトはコケから伸びていたタンポ型の虫草。地味な色だったが一目見て「アッ」と思う。はじめて見るタンポタケの仲間だ。種類はわからぬが、うん、うれしい。 タンポタケの仲間は菌生冬虫夏草と呼ばれている。地中にあるツチダンゴ類の菌類に発生する。冬虫夏草であるのに、ややこしいことに虫にとりつかないのだ。 コケの下を調べてみれば、はたして黄土色のツチダンゴがあらわれた。ツチダンゴを見るのもはじめて。近くにもう一本この虫草があったけれど、時期が終わりらしく柄が途中で切れて横たわっていた。来シーズンはもう少し早い時期にチェックしてみたい。 見たことあるつもりの場所も、こうやって精度を上げてみていけば、やっぱりまだまだいろいろ見られるんだねえとあらためて思った次第。 *ブログ側の不具合なのか、画像がなぜかアップできない。とりあえずテキストだけアップしてします。あとで画像は追加します……。 →7/15 できました →30分圏内の虫草(その6) #
by ikkaku24
| 2008-07-14 21:38
| 菌類
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2008年 07月 11日
昨日は関東へ。
相変わらず虫草モードです。 東京について、まずは都心のM神宮へ。近所に勤めるコーイチが「今、けっこう出てますよ。オサタケも出てました」とケータイから実況中継を留守電にいれてくれたのは(ケータイってこんなことができるのね……)先週のこと。前回行ったときはまだ出はじめだったので、やはりたくさん出ているシーズンに見ておかないとと思ってまわることにする。ここはよさそうと目星をつけておいたポイントに行ってみると、点々と掘った後。あちゃー、掘られちゃったらしい。前回よりもクモタケは出ていたが、並んでニョキニョキは見つけられず。オサムシタケは二本見たけれど。そのまま帰るのもしゃくなので、一応撮影。どん曇りで薄暗く、人が流れる。 早々に引き上げ鎌倉へ移動。さすがにM神宮では掘るわけに行かないから。以前クモタケ、セミタケを撮影しにいったとある神社の裏山へ。シイ、タブなど照葉樹主体の林で、どっちかというと先日の京都の林に近い印象だということに気がついた。神社の石垣にクモタケが出ているのも似ている。林でのクモタケは山道沿いの土の露出部や、斜面でも木の根もとなんかに発生する。M神宮との環境の相違について頭をめぐらす。 今日の目的の一つはホストのキシノウエトタテグモの探索。ホントは巣の入り口をじっくりと見つけ、彼らが出てくるようなしかけを考案し……とスマートに行きたいところだが、さすがにそんな余裕はない。盛口氏いわく「クモタケの出ているあたりを掘ってると出てくるって……」。そういうわけで一人山中にてホジホジするもののなかなか見つからない。しばらくの間あれこれ試し、幼体ばかりだったが何匹かを得て、ようやく帰途につく。クモ数匹のために遠征かあと思うが、まあそんなものだあねえ。 それにしても、この蓋付き住居をつくるクモの仲間はちょっと気になる存在。うちの方でも見つけてみたいクモではある。『日本のクモ』(文一総合出版)によれば、キシノウエトタテグモは本州、四国、九州が分布だが、都心部に多い。したがってクモタケの分布もそれに近くなっている。マイフィールドには発生しない。中部地方内陸部には「ほとんど分布していない」とあって、その「ほとんど」がちょっと気になる。あるいはキノボリトタテあたりを見つけられないもんだろうか。それからクモタケなんか発生すると面白そうなのだけれど……。 →虫草詣で(その13) #
by ikkaku24
| 2008-07-11 12:07
| 菌類
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2008年 07月 09日
午前中は少し虫を探し、いくつかは見つけ、いくつかはおあずけになる。その後、大田切の林の上流域にあたるK川沿いで虫草探索。
このあたりにしては比較的緩やかな沢が流れ、そのわきにところどころ下草の少ない林床がある。ご近所としては今のところもっとも虫草向きなんじゃないかと思っているポイント。これまではカメムシタケやアリタケ、ウスイロタンポタケなんかが出ている。 雨も定期的に降っているし期待して探索開始。 少しして朽ち木にハリタケ型の虫草を見つける。小さく細いが薄いオレンジ色でけっこう目立つ。ヤマモトくんの言っていたミチノクコガネツブタケというのに似ているけどどうなんだろう。この種類は別の朽ち木でももう一つ見つかる。 幸先いいと思ったが、そのあとはそれほどでもなし。マユダマタケ、ガヤドリタケの未熟なもの、サナギタケ、カメムシタケがポツポツ。今年2本目のウスイロタンポタケが出るも、朽ちた切り株の奥からで撮影できない。 次第に暗くなり、雨が降ってくる。そろそろ切り上げようかというころになって、サビイロクビオレタケと思われる鮮やかなオレンジ色の朽ち木生種が見つかる。これは撮影したことがないのでつきあうことにする。雨脚が強まる中、何とかホストを出し撮影終える。 ここの斜面はスギ・ヒノキが主体。とくれば、先日のセミ生虫草の発生地をイメージするわけだが、ヤナギの下とはならず空振りとなる。やっぱり何か条件がちがうらしい。 少しは見えるようになってきているんだか、あいかわらず見えてないのだか……。この辺が面白くもあり難しくもある。 →30分圏内の虫草(その5) #
by ikkaku24
| 2008-07-09 21:09
| 菌類
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