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2009年 06月 30日
![]() ![]() 近所の短時間外歩きとする。 時間があるとつい少し遠目、といってもほとんどのフィールドが30分圏内なのだが、に出てしまい、ご近所の方がおろそかになる傾向にある。本当はごく近くをじっくり見ることで見えてくることがたくさんあるのだけれど。天気がこんな具合だからか、幼虫シーズンが落ち着いてきたからか、いつもよりも守備範囲広く見て歩けるような気がする。田んぼわきにおかれたU字溝をのぞきこんだらカタツムリが目に入った。 どうも伊那谷は大型カタツムリが少ないような気がしている。ウスカワマイマイなど小型カタツムリは普通にいる。しかしミスジマイマイなど少なくとも埼玉にいたにはよく見ていたような大型のカタツムリを、こちらでは見る機会が少ない。晴天率が高くて乾燥しているからか、はたまた石灰岩の少ない地質的背景によるのか、たぶん何かの違いがあるのだろう。だから、この出会いはちょっとうれしかった。ミスジマイマイであってるのかも自信はないのだが……。 で、せっかくだからと連れ帰る。今日のハナシは、カタツムリに明るい人にはあたりまえのことなのだろうが、少なくとも水モノ(カタツムリもここに入れてしまう)にうとい僕にはへぇー×10回くらいだったこと。 つまりはカタツムリの糞のこと。カタツムリの糞はクネクネと折れ曲がった形をしている。それを不思議と思ったことはなかった。 ポートレートを撮影していたら、あるとき頭部が少し殻の中へと引っ込んだ。 「ん?乾燥してきて閉じこもるつもりかしら?」と思っていたら、頭部奥から黒くて細いものが出てくる。「ははん、肛門はこういうところにあるんだったっけ」とまず感心。 糞はゆっくりと出てくる。ここでようやく気がつくのだが、カタツムリくんは糞をただ出しっ放しにはしない。出てきた糞は、U字型にたわめられた腹足の裏側でキャッチされる。さらに糞が出てくる。 ここからが芸の細かいところ。腹足は両側から挟むような動きを見せる。おそらく左右の曲げを微妙に調節しているのだろう、何と、糞はきれいに右へ左へと曲げられていくのだ。出終わったときには、見事日光いろは坂もビックリのクネクネ糞が出来上がった。件のカタツムリくんはその糞を乗り越えるように移動していき、クネクネ糞が残った。 カタツムリの糞がこういう形態をしていることは知っていた。しかし、こんな風にして出来上がっていくのだとは今日までさっぱり知らなかった……のでした。 ■
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by ikkaku24
| 2009-06-30 21:40
| その他の虫
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Comments(3)
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犬糞トラウマがあり、糞は苦手です。
カタツムリの排泄物はあまり糞として意識してきませんでしたが、こうして まじまじと見れば犬糞にも劣らぬ糞っぷり・・。 以下、上の画像を見ながらの心中です。 おぉっ、なんて立派なう○こではないか。 あぁ、それを口の近くから出すなんて! いやぁー、手でっ、手で成形してる! うーん、ショッキング。。
肛門の位置については今回はじめて、ああ、そうだったんだと知った感じがしています。腹足の下にある口で食べて、殻の中に入っている内臓で消化して、出てくるのはやっぱり殻の外なのでこういう位置になるのだと思うのですが、顔の横から糞が出てくるというのはやはり不思議な気がしてしまいます。
ところで、ぐりろたるばさんの犬糞トラウマってかなり強烈なのでしょうね。生きもの好きな方がそれだけ抵抗感を覚えてらっしゃるのだから……。 ![]()
たまたまカタツムリの糞について調べたらたどり着きました。
顔の横からブツが出でくる事に動揺しています。 興味深い記事をありがとうございました
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