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2012年 04月 19日
リンゴ屋Kさんから「緊急事態」と件名のメールがやってくる。 開きはじめた新芽にもぐりこみ食べている幼虫がたくさんいるとのこと。Kさんの畑で、リンゴになるまでを見てみようと定点撮影を始めたのだけれど、そのうちのいくつかもやられてしまっているという。 さっそく行ってみると、開きはじめた芽の葉のあちこちが食べられて変色しており、さらに内側の蕾もやられている。 リンゴの花芽には通常5つの蕾ができるが、全部やられればそこに花は咲かず、当然果実は実らない。剪定で選び残した花芽に潜り込まれるので、栽培者には痛手になってしまう。定点撮影ポイントもいくつか変更をせざるをえなかった。 キープしておいてもらった幼虫を見ると、うんと小さいがリンゴスカシクロバのよう。葉を二つ折りにしたような巣をつくる終齢段階では見ているものの、こんなに早く活動していたとは。 「これ、どういう状態で越冬してるんですか?」 Kさんに聞かれる。自分で書いたのに思い出すことができず、手元の「イモムシハンドブック2」を開く。幼虫越冬とある。なるほど、若齢幼虫越冬かあと、自分で感心する。帰ってから調べてみると、樹皮下とか根元で集団越冬しているようだが、見つけるのは難しいだろうなあ。 この段階で、このリンゴスカシクロバに加え、やはり新芽にかじりつくチャミノガ(と思われる)若齢幼虫、枝の樹皮をかじるシャクガ幼虫と3種が害虫として活動しているのを確認。減農薬のリンゴ栽培という難しいことをされているわけなので、それなりに覚悟はしていたものの、このはじまったばかりの新芽のときからなのか、と思う。 リンゴへの道はまだかなり遠い。
by ikkaku24
| 2012-04-19 18:05
| 作物
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