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2012年 08月 06日
鳥取の氷ノ山まで2泊3日の旅。観察会と講演があるのは1日なのだけれど、行き帰りがほぼ1日がかりで、こんな風に機会をいただかないと足を伸ばさないエリアだ。
ここの展示施設、響の森スタッフのKさんに迎えにきていただいて、まず観察会の下見。この時期のイモムシ観察会ということで正直心配していた。鳥取は最高気温が36とか37という猛暑つづきということで、すっかり信州人化した体も心配。しかし山はそれなりにしのぎやすく、イモムシもそこそこいそうで一安心。 当日、親子連れ中心となったイモムシ探し隊でぞろぞろと歩く。フクラスズメ、オビガのブルブルイモムシコンビで遊びつつ、じっくりと探索。下見で見つけてあったはずのリンゴドクガが1日で見えなくなっていたものの、まだいたオオミズアオ、アケビコノハ(今回の一番人気)、ヒメシロモンドクガ、スミナガシ、アカタテハと、大きくて見栄えのするスターたちもあらわれて、ホッとした。 大人も子どももよく探す。自宅から2時間かけてやってきたという4歳の双子コンビは、イモムシが見つかるとひたすら手に乗せてにぎることに熱心だったり、かっこいいイモムシがいては子どもたちが集結しマイカメラ(写るんですが1台あって、まだあったんだーとびっくり)で撮影会となる。炎天下、2時間の探索は無事終了。個人的にはブドウスカシクロバがヤマブドウに群れていたのと、アケビコノハの緑色型を初めて見たのが収穫だった。 午後の講演会は昆虫全般の話をして、さらにイモムシもろもろのご紹介という流れ。今回のちょっとしたクイズ景品は、ヨナグニサンの巨大糞ストラップ。これにはみなさんかなり欲しがってくれて、こちらも何とかやり終える。 すべて終了し心地よく疲れたところで、Kさんが「まだ少し時間がありますが、行きたいところとかありますか?」とうれしいお誘い。山地はミズナラやブナ、ヤマナラシにヤマハンノキと、意外に信州っぽいことがわかったので、逆に低地の照葉樹林帯のイモムシ探索をリクエスト。 一日参加してくれた地元大学生の虫屋Mくんも誘い、Mくんの虫屋遍歴などを聞きつつ、山を降りて行く。小学生のころから虫好きだったのが、一時期虫を離れて星や鳥に興味がうつっていたのだそう。ところが中1になったときのこと、家の玄関の前でヤマトタマムシを見てしまう。それも2匹。それで虫に戻ったのだとか。庭に枯れたエノキがあったそうで、そうなることは決まってたようなものだねえと納得。それにしてもタマムシが人をひきつける力は絶大だ。人ひとりをその道に引っぱり戻してしまうんだから。 さて車を降りたとたん、モワッと熱気が。36度くらいあるらしい。覚悟を決めて歩きはじめる。アラカシ、スダジイまじりの社寺林から山につづく林。 薄暗くなるまで粘るもののイモムシはさっぱり。やや薄暗い林内という環境のためかもしれないが、3人の生きもの屋が2時間探索してもほぼゼロだったので、やっぱりそういう時期なのだろう。山陰の夏、おそるべし。 疲れてきたがせっかくなのでだめ押しで海をリクエスト。オオヒョウタンゴミムシ、オオウスバカゲロウなどを妄想するが、Mくんがオオヒョウタンの頭を拾ったのみ。それでも真っ赤になった夕日に新鮮に感動。伊那谷ではほとんど赤くならないうちに中央アルプスに隠れてしまう。 やっぱり所変わればで、日本はまだまだ広いなあと思う。いずれにしてもKさん、もろもろお世話いただきありがとうございました。
by ikkaku24
| 2012-08-06 12:17
| チョウ目
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Comments(2)
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