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2012年 08月 09日
Kさんのリンゴ畑通いも第一段階のクライマックス。早生のシナノレッドが収穫期だ。 冬芽のときから観察させていただいてきたので、それがこうして赤いリンゴの実となるところを見ると、今までとまったく違って見える。収穫コンテナに集められた果実を見ればいやでも、おお幾多の困難をくぐりぬけてきた先鋭たちよ、という気持ちになってしまう。 Kさんのところはかなりの減農薬で木の負担ができるだけ小さくなるようにという栽培なので、1本の木になる果実の数は一般の農家よりも少ない。また味に関係ない見てくれについては手間を省いている。極端な話し、赤くなくても中身は甘くなるのだけれど、全面が真っ赤に色づいたリンゴが好まれる。そのため、収穫近くで玉回しといって果実の向きを反対に回転させたり、実にかかっている葉がある場合はそれを取り除いてしまったりするのだそうだ。が、それによって赤くなるとしても、玉回しは手間がそれだけかかるし、葉をとればその分光合成器官が減るわけだから木にも果実にもマイナスにしかならないわけだ。そんなことをしなくても、実は十分おいしいんだから。 それにしてもワンシーズンのほんの断片でしかないけれど、その過程を見てくると、リンゴについて知らないことばかりだったことにびっくりする。 早生のシナノレッドはシャキっとした固さと、酸味のある甘さが特徴。これを皮ごとパキッとかじれば、夏のリンゴ、おいしいな、となる。リンゴという植物とリンゴ農家という人がつくりだした果実の味だ。 晩生のふじまではさらに2,3ヶ月。リンゴへの道はまだつづく。
by ikkaku24
| 2012-08-09 12:28
| 作物
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