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2015年 08月 24日
昨日のEくんとのキノコ談義。胞子を食べられてしまうことになるのに、どうして美味しいキノコってあるんだろう、という話に。 「動物に食べられて糞の中に出てくる胞子は生きているそうです。キノコを食べたシカの糞から菌根をつくらせたという研究があったと思います」 動物が食べて糞として落とすことで、胞子が遠くまで散布されるというわけだ。なるほどねえ。この路線があるとすると、より美味しくなって、動物に好んで食べられた方がいいということになるわけだ。 「じゃあ毒キノコはどうなんだろう?食べさせない理由がわるわけだよね」 「毒キノコも二つあって、強い毒と弱い毒があります。強い毒を持ってるキノコは、胞子を風散布してたりして、だから食べられたくないんでしょう。弱い毒はたとえば下痢をするとかですけど、そうすると早く確実に胞子が糞にまじって排泄されるでしょうね」 検証された例は少なく、あくまでもそう考えることもできるという話ということだが、美味しいと毒をキノコの戦略としてみるのはおもしろそうだ。 帰ってからインターネットを探ってみると、これに関係しそうないくつかの研究があるようだった。いくつかの動物はキノコをよく食べており、排出される糞には生きた胞子が含まれている。とりつくホスト植物がないはずの場所の土壌に菌根菌が見つかった(動物の糞で運ばれたことが推定される)という例も出てきた。 昨日はベニテングタケがあったのだけれど、同じくキノコ屋のKくんいわく、味は美味しく、毒は致死的ではなく下痢をする、酩酊するというものだそう。 「美味しいなら、毒性をとりのぞけれるといいね」 「ところがうまみ成分が毒なんですよ。毒を取り除いたら美味しくないはずです」 美味しさと毒は一体化しているんだ、と妙に納得したのであった。 (写真は食用菌ヤマドリタケ)
by ikkaku24
| 2015-08-24 21:32
| 菌類
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