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2015年 09月 06日
阿智村図書館にて「虫の学校」と題して昆虫講座と観察会。
小学生以下の子どもたちと付き添いの大人たちで20数人。会場に向かう途中で早くも雨が降ってきていたので、室内だけにした方がいいだろうかと迷っていたのだが、雨具や長靴装備とやる気ある参加者が多かったので予定通り進めることに。 前半はレクチャー編。昆虫のお絵かき課題から始まって、体のつくり、体色、擬態昆虫とスライドを見てもらいながらコンパクトにまとめる。なにせ昼からは完全に雨の予報、早く外に出た方がいい。ちなみに「きらいな虫」の話ではゴキブリについてあらためて聞いてみたが、実物を見たことのないという子がけっこういて、長野県の暖かい地方でもやっぱりそうなのね、と思う。 つづいて車で移動し観察会編。 テーマは「何種類見つけられる?」。目立つ虫も目立たない隠れた小さな虫も探して、できるだけたくさんの種類を見つけてみようというコンセプト。草むら、畑の野菜や果樹、民家の植え込みをウォッチングしながら集落を進み、谷に下りて田んぼと雑木林の間を行くというコース。 スタート地点の草むらから子どもも大人もよく探した。ショウリョウバッタ、ヒナバッタ、クルマバッタモドキ、ヒシバッタ、エンマコオロギ、ツヅレサセコオロギとバッタがまず目につき、そのうちに地面を歩くツマグロヒョウモンや雨宿りしているルリシジミを見つけ、だんだん目が細かくなってくると、トリバガやヨコバイ、ハムシなどといった小さな虫も見つかり出す。子供たちは小さい虫を見つけるが本当に得意だ。ある子がキク科の葉裏から見つけてきたグンバイムシはかなりちっこく、まともなルーペもなく同定できなかったほど。 ミニサイズの虫の観察が多かったので、今日のスターはサトイモ畑にいたセスジスズメ。僕が見つけた一匹は小さめな4齢だったが、ある子が「でっかいのが茎にいる!」と終齢を発見するファインプレーがあり、そこからは代わる代わるのタッチタイム。 そんなこんなで1時間ほどかけてコースの半分を探索、これから田んぼと雑木林へというところで雨がザーッ……。雨宿りしていたが弱まりそうもなくここまでで打ち切りとなった。ま、ここまでよくもったというべきだろう。 結果、1時間で見つけた虫は32種を数えた。先日の京都での観察会でも思ったことだけれど、目の数の力だなあと思う。一人の強力な目でなければ見えない生き物もいるけれど、たくさんの小さな目の力もまたある。 ところで、今回かかわってもらった村職員の一人Oさんは自由の森の卒業生。とくに縁のなかったこの村にIターンでやってきて働いている。思い切りがいいなあと思う。「阿智村、面白いですよ」。そんな風に面白がって活躍している姿を見ると、自分も自分の場所にもっとかかわっていかないとなあと思わされる。帰り際に司書さんがいわれた「イモムシって気持ち悪いと思ってましたけど、よく見るときれいですね」もまたイモムシ屋としてうれしかった一言。
by ikkaku24
| 2015-09-06 17:05
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