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2016年 02月 22日
木曽馬繁殖農家Sさんのお話をうかがった。 木曽馬は小さなウマ、在来馬の1種で長い歴史をもっている。木曽馬と農家のくらしの関係も大変深かった。ひとつの家の中で人と馬がくらし、採草地から草をとり、厩(うまや)でできる厩肥を田畑に投入して米、野菜を育て、生まれた仔馬は貴重な現金収入にする、というサイクルが成立していた。 そのような木曽馬と人の関係は、化学肥料がなく、子馬が相応の相場で取引されていた時代が中心ですでにほとんど残っていないが、現在も同じ屋根の下の厩に馬をおき、牧草を自給されているというSさんを紹介していただく機会を得て、おじゃましたのだった。 75歳のSさん宅は「築220年だか230年らしい」という江戸時代に建てられたお家。改築され厩の出入り口と人の玄関は別になっているが、厩は同じ大屋根の下に設けられている。そこに木曽馬のメスが2頭。昔のように山に草をとりにいくことはほとんどないが、畑で牧草を育て、田んぼのイネのワラとあわせ一年分の飼料プラス厩肥をつくるだけの草をまかなっている。昔の飼い方、昔のくらし、今のこと……いろいろな話をうかがう。 この集落では一時期ウシを飼うのがブームになって、Sさんのところでもウマをやめてウシを飼ったこともあるのだけれど、その後ウマに戻ったのだという。「ウシとは気が合わなくて。結局、気が合うのがウマだったということだと思うよ」。 今も馬を飼っている理由の一つは、厩肥が得られるから。化学肥料を使うよりも「食べ物が甘あじになる。トウモロコシなんかとくにそう」なのだそう。そしてもう一つは「やっぱり好きだからさ」。でも「歳とったもんで、もう幾年も飼えんぞ」とも。 春になったらまたおじゃまして、外に出たウマを見、Sさんのお話をもっとうかがっておきたい、そう思った。 (今日の写真は別のところの木曽馬です)
by ikkaku24
| 2016-02-22 20:21
| ホニュウ類
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