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2016年 05月 02日
Yの田んぼに立ち寄る。ここにはヒメシジミが生息している(イモムシハンドブックのヒメシジミはここで撮影した)。ここは山間部であり、使われる田んぼの枚数が少しずつ減っていくのが気になっていた。ヒメシジミが健在か気になって再び探してみることにしたのだった。 ヒメシジミは食草が広範囲にわたることで知られるが、ここのはヨモギで見つかる。田んぼの畦のヨモギをひたすらのぞきこんでまわり、アリ(トビイロケアリ?)が群がる幼虫を見つけて安堵する。半分くらいは亜終齢、半分くらいは終齢という大きさだった。 ヒメシジミは長野県南部では少ない。田んぼもヨモギもそこら辺にいくらでもあるのに、県南ではまだここでしか見たことがない。草地の広がり方のスケールだったり、そしておそらくアリの生息状況もかかわっているのだろう。 昨年、このエリアの一角、ワラビ畑だったところに太陽光発電のソーラーパネルがドーンと設置された。この太陽光発電所というのは生物にとってどのような意味を持つことになるのだろうか。森林を伐採してつくればギャップの草地的意味を持つかもしれないが、この田んぼ地帯に設置されれば明らかに草地の減少ではある。ヒメシジミをはじめとする草地性の生物がどう変わっていくのかウォッチングしていきたいと思う。
by ikkaku24
| 2016-05-02 21:08
| チョウ目
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