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2018年 10月 08日
Iさんから連絡が入る。 「ウメムラセミタケが出ました。6本あります。」 ウメムラセミタケは秋のセミ生冬虫夏草。数年前にヤマモトくんが発見したのを撮影したことがあるが、その後は会えないままだった。 今回の発生地はO高原。平地の緑地公園で主にヒノキの植林。沢が流れているわけでもなくいわゆる冬虫夏草的環境ではないが、やはりセミ生のツブノセミタケがよく出る。2年前の秋、Iさんがここで秋発生のセミ生冬虫夏草であるウメムラセミタケを2本見つけた。翌年は僕とSくんもくわえ3人で探索したものの、一本も見つけることができなかった。それが再び発生したらしい。 で、Iさんと待ち合わせて追加の探索を行った。まずはツブノセミタケの発生ポイントをざっと見て回る。古い個体が2本でここではウメムラは見つからず。 移動してウメムラポイント。さっそく「ありました」とIさん発見。僕も目が慣れてほどなく見つかるようになった。Iさんが昨日発見した分と合わせ、計22本が見つかった。大当たり年だ。 落ち着いたところで撮影にとりかかる。ウメムラセミタケは地中部が細根状の白い菌糸になっていることもあり、掘り出しがなかなか難しい。午前中に一本、午後にもう一本掘って撮影すると夕方近くになってしまった。ホストはいずれもヒグラシで、ストローマは一本のものが多いが、午後のものは4本(それぞれは細めだったが)も出ていた。 ところで、ここのセミ生はツブノセミタケとウメムラセミタケだが、両者の発生場所はずれている。ツブノはアカマツ混じりのヒノキ林で、林床に腐植質がある程度あり、やや乾き気味の場所に、ウメムラは植生は同じだが、地表がコケで多くおおわれ、やや湿り気味のところという違いがあるようだった。 昨年と今年の状況からすると、ウメムラの発生にはかなり変動があるように思われる。来シーズンもチェックしたい。
by ikkaku24
| 2018-10-08 20:07
| 菌類
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