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2020年 10月 22日
秋といえばイネ科草本のたねを集めるクロナガアリ。河川敷にある畑地の農道沿いにはクロナガアリがたくさん巣をかまえていて、さかんにたねを収穫している。動きもおっとりしていて観察しやすいので好きなアリだ。 クロナガアリが巣に持ち帰るたねを見ていると、いくつかの種類があったが多いのが細長い涙型で毛の生えているタイプのものだった。近くに生えているイネ科植物で多いのがメヒシバだったのでそのものだろうと思っていた。 植物屋の方に会ったので足元に生えているメヒシバらしい植物を「これメヒシバでいいですよね」とたずねると、「今ならアキメヒシバもあるなあ」とのこと。やっぱり一度調べてみないとと思う。 手元のイネ科ハンドブックには、メヒシバ属としてメヒシバ、アキメヒシバ、コメヒシバが掲載されている。コメヒシバが暖地性だが他は全国分布、どれも可能性がある。違いをいくつか読み取ってみる。小穂の形では細長いのがメヒシバ、コメヒシバ、丸みを帯びているのがアキメヒシバ。またメヒシバは総(小穂がついているまとまり)の中軸に小さなとげがあってざらつくが、アキとコはざらつかないとのこと。 クロナガアリが運んでくるたねでもっとも多いのは細長いタイプ。なのでメヒシバかコメヒシバだ。近くでメヒシバと思われる草の総を指でしごいてみると、ざらざらと引っかかる。写真で拡大するとごく小さなとげがついている。この3種なら(他にあるのかわからないが)メヒシバでいいわけだ(写真左)。 ややこしいのはこの農道沿いを見ていたら小穂が丸っこいのも見つかったこと。同じく総を指でしごいてみると、こちらはすべすべしていて全然引っかからない。アキメヒシバだ(写真右)。 ここまでわかった目で見てみると、メヒシバが多いもののところどころアキメヒシバが混じっていた。カゼグサや踏みつけられたわだちにはオヒシバもある、エノコログサ類も識別できない。うーん、ちゃんと一つずつ確認しないと危ういな。
by ikkaku24
| 2020-10-22 18:09
| 植物
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