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2008年 05月 06日
植物の展開にともなって、ガの幼虫たちの姿が目立つようになってきた。
まず目につくのはヒトリガの仲間。こういういかにもモサモサな毛虫が道路をワサワサと横断しているのではげしく目につく。捕食率も高くないのかしら。この手のヒトリガ毛虫にも何種類かあって、いつもどれかなあと迷うタイプ。こういうときにちゃんと調べておこうと一匹連れ帰る。 『原色日本蛾類幼虫図鑑』にはシロヒトリの、『日本産幼虫図鑑』ではヒトリガの画像が掲載されているが、図版では識別しがたい。記述を読むと、『蛾類幼虫図鑑』のシロヒトリの項に、ヒトリガのようには黒毛の先端が白色になっていない、ということが区別点としてあげられている。この観点からすれば、今日のはシロヒトリということになる。ヒトリガの方を見つけて比べてみたくなる。覚えておこう。 つづいて東伊那で見つけたのはトンボエダシャク幼虫。クッキリした色彩、紋様でオシャレな尺取り虫だ。 撮影していて、第5腹節、第4腹節にも小さな腹脚がついていることに気がついた。おもしろい。 この点は『蛾類幼虫図鑑』にちゃんと記述があって、ただし調べた個体では第4腹脚には右側だけに生じていた、などとある。発達の程度には変異があるようだ。 この微小な腹脚をもっておもしろいというのは、いかにも痕跡的な代物だからだ。 シャクガ科の幼虫は第3-5腹脚を欠いているのが特徴であって、だからこそ尺をとるように歩くわけだが、それでもこのトンボエダシャクのように(他にこういう例があるのかどうか知らないが)役に立たないとはいえ発達させる資質は保っていたりするわけだ。 そもそもイモムシの腹脚というのは、いうなればお腹の肉・皮を飛び出させて硬くしたものなわけで、いわゆるホントの脚じゃないという点にもつながっていけそうな教材だという気もする。 チョウ・ガに関して、やっぱり今のところ成虫よりもむしろ幼虫の方にひかれるんだよなあ。
by ikkaku24
| 2008-05-06 18:12
| チョウ目
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