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2008年 08月 22日
授業ではいざというときアイドルがいた方が心強いでしょう、というわけで、オオゴキブリを探しに下伊那まで。家でも飼育しているのだが、成虫はいなくなり幼虫だけとなっていた。長期に渡る持続的な飼育管理というのができない性分なのでこういうときに困ってしまう。 季節が季節だけに林床は乾いており、アカマツの朽ち木もほとんどはカラカラ。それでも状態のマシな朽ち木を探索し、何とか成虫2匹を見つけ、やっぱりカッコいいやとホッとする。これで心強くなった。しかもここのところ探していたオオムカデ(たぶんズアオムカデ)も出てきたりして、これもラッキー。 思ったよりもスムーズに事が運んだので、帰りに中平に立ち寄る。今年はハナダカバチだのクロアナバチだの、河川敷の夏の虫をちっとも観察できていない。 何より気になっているのはカワラバッタ。 トノサマバッタやらクルマバッタモドキといった、草地から荒れ地までといったアバウトさのないこの河原環境オンリーのバッタは、埼玉にいたときは見ておらす、こちらに来てはじめて見たのだった。それ以来、不毛な感じさえする石ころゴロゴロの河原を歩く楽しみの一つになっていった。 ところが、2年前の2006年7月、この地方は大雨に見舞われた。天竜川流域の川という川は濁流となった。大雨後、河原環境は大きく変化してしまった。ヤナギ林がいくつか消えたし、とくにカワラバッタが好むような石ころゴロゴロだったり粗い砂利状だったところには、泥まじりの砂が流れてきて覆いつくした。 心配は当たり、その年の夏から秋にかけて、カワラバッタは一度も見ることができなかった。翌年も見かけることはなかった。それほど力を入れて広く探索したわけではなかったが、よく見ていたポイントでもサッパリだったので、相当に少なくなったのはたしかだったのだろう。 で、3年目の今年はどうだったかというと、これがちゃんと復活していた。粗めの砂にレキがゴロゴロする環境を歩けば、クルマバッタやトノサマバッタにまじって、青い翅を広げてカワラバッタが飛び立つようになっていた。 河川敷の中でももっとも撹乱の割合の高い環境を選んでいる彼らだろうから、それを回避あるいはしのぐ何らかのシステムをもっているのだろうが、こうして復活してくるのを見るとやはり「やるなあ」という思いがわいてくるのであった。
by ikkaku24
| 2008-08-22 19:36
| バッタ目
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Comments(3)
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ふがっくす
at 2008-08-23 00:22
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オオゴキブリは私も小学校に行く時は、必ず持参する必須アイテムです。子供たちは大喜びですね!
カワラバッタしぶといのですね。福島でも決して多くはありません。
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ikkaku24 at 2008-08-24 17:57
オオゴキはふがっすくさんにとっても必須アイテムなんですね。大きさも大きく、固くて甲虫的で、ゴキブリのイメージとのギャップはあるし、頼もしいアイドルです。ところで、福島ではけっこう広く生息してますか?うちのあたりで見ていると、ある程度南部の暖かい方面でしか見ていません。
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ふがっくす
at 2008-08-24 20:01
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オオゴキブリ・・・実は、私はまだ福島では見たことがないのです。ただ、他の虫屋さん(特にクワガタ屋さん)の話だと、浜通りから、会津の飯豊山中腹まで、広くいるようです。個体数は決して多くないようですが。
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