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2008年 09月 23日
久しぶりにいい天気。デスクワークを半日で切り上げBの林に出かける。先日カトウツケオグモを見つけた林だ。
二度あることは三度ある、という言い方もあるからなあなどと思いつつ、先日同様道沿いから見える葉の上を一つずつチェックしていく。 と、半ば見つかるだろうと予想/期待していたのだが、はたしてカトウツケオグモは見つかった。今回は高さ2.5mほどと高い位置のノイバラの葉上。よく見ればエモノを捕らえており食事中の場面(画像上)。種類はアシグロツユムシのよう。まずは遠くから撮影。つづいて車を取りに戻り、近くに横づけしてその上に登り、つまりは脚立代わりにして近づいて撮影。意外?にもカトウさんは動じることなく食事をつづけている。 ここでエモノの影にかなり小さな別のクモがついていることに気がついた(画像中)。カトウのオスなのか幼体なのか、はたまた違う種類なのか、不明。気になる存在だ。 ところで、アシグロツユムシを捕らえていたことはけっこう興味深い。というのも、網を張るわけでもなく、ハエトリグモのように歩き回ることもしないこのクモは、臭いを発するか何かして獲物を呼び寄せるのではないかと考えられているようなのだけれど、その場合、エモノはハエ類が主になるだろうからだ。アシグロツユムシはおそらく偶然に近くを通りかかり捕獲されたのだろうが、これがどのくらいの比重のエサになっているのか気になるところ。 一匹目がかなり早い段階で見つかったので、探索をつづけてみた。 するとほどなく2匹目が見つかった。高さ1.2メートルくらいのハギの葉だ。正確に言うと、それらしき葉上の糸座を見つけたのだが、その裏をのぞいたらちゃんといた。 さらに3匹目(画像下)が見つかる。これは同じくらいの高さのコナラ葉上。先日一匹目を見つけたポイントにきわめて近い。こういう場所が好きなのねと好みもわかってくる。 見やすいところにいた3番目のカトウさんをしばらくウォッチングすることにする。あわよくば何かが近づいてくるシーンが見られないかと思ったのだ。しかし待てど暮らせど音沙汰なし。ときどきスズメバチやベッコウバチの仲間が通りかかったり、日当りのいい葉にハエがとまったりするが、カトウさんの近くには何も来ない。 数十分後、小さなハエが一匹近づいてきた。カトウさん、前4脚をさらに広げてかまえるように反応する。が、ハエは近くに降り立つことなく去り、カトウさんも次第に緊張感なくなる。一時間ほどで観察終了。甘くはない。ハエが寄って来たように見えたことが気になるといえば気になるが……。 こういう生きものはたぶん翌年には全然見られなくなったりする。機会あればまたウォッチングしておきたい。 →カトウツケオグモ(その2)
by ikkaku24
| 2008-09-23 18:46
| その他の虫
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Comments(3)
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クモ好き
at 2014-08-22 11:07
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2枚目の小さなクモですが、カトウツケオグモの♂成体と思われます。
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ikkaku24 at 2014-08-22 20:58
クモ好きさま、コメントありがとうございます。やはり小さいのはオスなのですね。
埼玉でのカトウツケオグモの件、記憶があいまいですが、南西部の丘陵地を歩いたときなので、そのエリアだったと思います。 ちなみにこのクモの狩りの方法についてはどのあたりまでわかっているものなのでしょうか。
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クモ好き
at 2014-08-23 17:03
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教えていただき有難うございます。
狩りの方法についてですが、残念ながら諸説あり今のところ不明です。 ただクモの体から臭いや液体が出るらしく、それらが関係しているかもしれません。 私は未見なので羨ましい限りです。
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