関連サイト
tweets @yasudamam
最新の記事
以前の記事
検索
カテゴリ
全体 コウチュウ目 ハエ目 チョウ目 バッタ目 ハサミムシ目 アミメカゲロウ目 ハチ目 カメムシ目 ナナフシ目 トンボ目 その他の虫 ゴキブリ目 ホニュウ類 鳥類 両生類 植物 菌類 田んぼ 拾いモノ イッカク 骨 お知らせ 爬虫類 その他 庭 作物 犬 物置 畑 機材 本 地学 未分類 ライフログ
ブログジャンル
その他のジャンル
カレンダー
|
2008年 09月 30日
グズグズとした天気つづく。
昨日は雨。今日もどん曇りでときおり雨がパラつく。おまけに気温が低い。数日前に立山連峰が初冠雪したらしいけど、さもありなん、だ。 家で過ごすのも飽きてきたので、午後、食草採集をかねて古田切コースへ出る。 稲刈りもだいぶ行われて、早くも秋深しといった風情。 段丘林のイボタノキでスズメガ幼虫。なかなか美しいグリーンに三角顔の持ち主。イボタでスズメガ科の幼虫を見るのははじめてなので、たぶんこの幼虫もはじめての種類のはずだ。家に帰って調べるところではサザナミスズメ幼虫だった。 スズメガ幼虫は体が大きくなり大食漢となるからか、散在していることが多い。だが、このイボタノキには3匹のサザナミスズメ幼虫がいた。このあたりの卵散布あるいは幼虫分散の仕方というのも種によっていろいろ変えてるんだろうなあと想像する。 秋のこの時期、スズメガにはここぞとばかりにジャイアントな姿をあらわすものが多い。体の大きなこの子供達は、次々に姿の少なくなっていく虫界にあって心強い存在。いいねえ、スズメガ。 ところで家の近所で見る限り、今シーズンのコナラは豊作傾向にある。早めの進行の木ではドングリが色づき始めている。気がつけばもう9月も終わり。秋も速いからなあ。ボヤボヤしてないでフィールドを歩かなくっちゃ。 #
by ikkaku24
| 2008-09-30 17:07
| チョウ目
|
Comments(2)
2008年 09月 25日
空曇り、風が吹き続けるおかしな天候の一日。デスクワークつづく。
昼過ぎ、下平の河川敷まで出かける。 このころから目立ってくるヒメアカタテハ幼虫巣を見つけておきたかったのだ。食草ヨモギは順調な株であれば今どき背が高くなって花穂をつけ、そこに例のハイイロセダカモクメ幼虫が発生するといった段階にあるのだけれど、夏の草刈りによって地上部の失われた株が今頃葉を茂らせ、そこにヒメアカタテハ幼虫のつむぐ葉のお家が目立つようになってくる。 大方予定通りにその巣をいくつか入手し、引き上げる段になってガガイモ群落の中の朱色に気がついた。 近づいてみるとそれはヒメジュウジナガカメムシの集団。ガガイモのあちこちの実や葉にまさに群れるように固まっている。緑の中のこの朱色、しかも密着するような集団としているのである程度の面積があってよく目立つ。ガガイモの汁を吸って生きているわけで、体内に何かしら毒性を備えているのだろうか。よほど自信がなくてはできない行動だろう。 気になったのは、成虫から小さな幼虫までのかなりいろんな段階が含まれていたこと。年何回か世代交代をくりかえしているのだろうが、それにしてもずいぶん成長段階に差が生じている。羽化を同調させなくとも大丈夫なの、と思う。 そういった生態的ハテナもあったが、それよりもまず素朴に浮かんだのは、今までこんなに存在感なかったような気がするのに、ナゼこの時期になってこんなにいきなり目立ってきたんだろう、という思いだった。 夕方になってかなり雨が降ってきた。明日も雨かなあ……。 #
by ikkaku24
| 2008-09-25 16:08
| カメムシ目
|
Comments(0)
2008年 09月 23日
久しぶりにいい天気。デスクワークを半日で切り上げBの林に出かける。先日カトウツケオグモを見つけた林だ。
二度あることは三度ある、という言い方もあるからなあなどと思いつつ、先日同様道沿いから見える葉の上を一つずつチェックしていく。 と、半ば見つかるだろうと予想/期待していたのだが、はたしてカトウツケオグモは見つかった。今回は高さ2.5mほどと高い位置のノイバラの葉上。よく見ればエモノを捕らえており食事中の場面(画像上)。種類はアシグロツユムシのよう。まずは遠くから撮影。つづいて車を取りに戻り、近くに横づけしてその上に登り、つまりは脚立代わりにして近づいて撮影。意外?にもカトウさんは動じることなく食事をつづけている。 ここでエモノの影にかなり小さな別のクモがついていることに気がついた(画像中)。カトウのオスなのか幼体なのか、はたまた違う種類なのか、不明。気になる存在だ。 ところで、アシグロツユムシを捕らえていたことはけっこう興味深い。というのも、網を張るわけでもなく、ハエトリグモのように歩き回ることもしないこのクモは、臭いを発するか何かして獲物を呼び寄せるのではないかと考えられているようなのだけれど、その場合、エモノはハエ類が主になるだろうからだ。アシグロツユムシはおそらく偶然に近くを通りかかり捕獲されたのだろうが、これがどのくらいの比重のエサになっているのか気になるところ。 一匹目がかなり早い段階で見つかったので、探索をつづけてみた。 するとほどなく2匹目が見つかった。高さ1.2メートルくらいのハギの葉だ。正確に言うと、それらしき葉上の糸座を見つけたのだが、その裏をのぞいたらちゃんといた。 さらに3匹目(画像下)が見つかる。これは同じくらいの高さのコナラ葉上。先日一匹目を見つけたポイントにきわめて近い。こういう場所が好きなのねと好みもわかってくる。 見やすいところにいた3番目のカトウさんをしばらくウォッチングすることにする。あわよくば何かが近づいてくるシーンが見られないかと思ったのだ。しかし待てど暮らせど音沙汰なし。ときどきスズメバチやベッコウバチの仲間が通りかかったり、日当りのいい葉にハエがとまったりするが、カトウさんの近くには何も来ない。 数十分後、小さなハエが一匹近づいてきた。カトウさん、前4脚をさらに広げてかまえるように反応する。が、ハエは近くに降り立つことなく去り、カトウさんも次第に緊張感なくなる。一時間ほどで観察終了。甘くはない。ハエが寄って来たように見えたことが気になるといえば気になるが……。 こういう生きものはたぶん翌年には全然見られなくなったりする。機会あればまたウォッチングしておきたい。 →カトウツケオグモ(その2) #
by ikkaku24
| 2008-09-23 18:46
| その他の虫
|
Comments(3)
2008年 09月 22日
パソコンの前に座ってたくさんの画像を見る作業つづく。折しも雨が降ったり止んだり。 昼過ぎ、雨は一区切りしたようだったので、いくつかの虫を探しに出る。いくつかは見つかり、いくつかは見つからず。 ヤナギの葉上にシャチホコ系の幼虫を見る。体長は2センチちょいで尾状突起がとても長い特徴的な幼虫。背中の褐色模様がなかなか効いていて葉の上から見ている分には意外に目立たない。 この幼虫に気がついたのは、これが静止しておらず体を動かしていたからだった。ちょっと気になったので荷物をおろして見守ることにした。 しばらく待っているとハチの仲間がやってきた。と、幼虫はそれに反応して体をエビぞりし、長い尾状突起をハチの方に向かってふりまわした(画像左、だいぶトリミング)。その効果かどうかわからないがハチはすぐに去った(ヒメバチのようにはあまり見えないが)。 ははん、この手の長い突起はこういうときのためだったかと納得しつつ液晶画面の画像を見ていて気がついた。ハチに反応している場面では、その尾状突起はふりまわされているだけでなく、長さが伸びている。アゲハ類幼虫の肉角みたいな構造になっているのだろう。指でツンツンしてみるとやはり出してくれたが、持続性はそれほどないようで何度かすると反応が鈍くなった。で、連れ帰って落ち着かせあらためて撮影。 『原色日本蛾類幼虫図鑑』で調べると、ナカグロモクメシャチホコと出た。このあたりの仲間はみなこういう習性を備えているようだ。モクメシャチホコ幼虫がイカつそうで見てみたい。 上図鑑の解説を読んでいて「へぇ」と思ったのは、この尾状突起は尾脚なのだ、ということ。基本的な法則性とその多様性が面白くて、イモムシ・毛虫の脚に興味が出てきているのだけれど、脚もここまで変形活用されるのねえと思う。いざというときビロビローンと伸びる脚、だもの。やるなあ。 #
by ikkaku24
| 2008-09-22 18:32
| チョウ目
|
Comments(3)
2008年 09月 18日
朝からシトシトの雨が降る。この数日はこんな雨模様がつづくと天気予報が告げている。ちょうどこの数日は降ってほしくなかったのだが、そういうときにかぎってあたったりする。そこでこの数日はお家にこもって画像整理とマトメ的な作業にあてる。 しかし、雨が降ろうが飼育だなの住人たちに休みはなし。今年は数少ないけれど、それでもナナフシ類やイモムシ・毛虫たちが少しはいる。食草のなくなっているケースあればとりに行かなくちゃならない。雨の中、食草探しに外へ出る。 どうせ外に出たのだから、とその付近をウロウロする。虫たちの姿は少ない。 せっかくだから、ともう少し場所を変えて歩く。雨の日の虫の姿をいくつか撮る。 帰り際、田んぼわきのササの葉に袋状の巣。コチャバネセセリの幼虫の巣。先日見つけたときは小さな体だったが、今日見てみるとけっこう成長が進んでいる。 ほとんど模様のない緑のボディ、真っ黒の頭部と、地味なセセリ幼虫の中でもとりわけパッとしないが、このポテッとしたイモムシがけっこう好きだったりする。 図鑑で見ると、老熟幼虫は巣を切り落とし、落ち葉などの間に引き込んだ巣内で蛹化するとある。この地味イモムシにもドラマティックな人生の瞬間があるのだ。飼育下だとどうかなあ。 ……と、なんだかんだとけっこう外歩きをしてしまう。デスクワークにとりかからねば。 #
by ikkaku24
| 2008-09-18 19:50
| チョウ目
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||