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2023年 07月 23日
Iさん、SさんとY岳エリアを探索。二人が何度か探索し興味深い種を発見してされているということで僕もご一緒させてもらうことに。 暑くなりそうだったが、亜高山の針葉樹林まで上がってみると大変に涼しく、じっとして探索していると寒く感じるくらい。 アワフキムシタケ、カラフトオオアリ生のマルミアリタケ、コブガタアリタケなどを見つけながら進んだところで最初の稀種が出現。Iさんがトカチフミヅキタンポタケと思われるのを発見。遠目にはマルミアリタケ的な雰囲気だが、拡大してみるとなるほど違う。下を掘ってみると宿主は鱗翅目の幼虫だった。もちろん僕は見るの初めて。 その後、場所を変えて探索するも、なかなか新しいものが出てこない。アワフキムシタケとコブガタアリタケは普遍的に見つかる。 最後のポイント。Sさんが以前から見つけているというアリ生ツブタケ型不明種。これも初めて見る。同所的にイトヒキミジンアリタケも見つかるのでその関係が興味深い。どちらも宿主はカラフトオオアリ。 振り返ってみるとアリ生種が多かったという印象。カラフトオオアリの個体、コロニー数が多いのだろうか。亜高山ならではの初見の種も見られて新鮮な探索だった。
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by ikkaku24
| 2023-07-23 20:37
| 菌類
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2023年 07月 22日
新刊できました。オケラです。
よみきかせいきものしゃしんえほん44 潜る、泳ぐ、飛ぶ、昆虫界のスーパースター、みんな大好きオケラの誕生から羽化までの成長を本にしました。 よろしくおねがいします。
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by ikkaku24
| 2023-07-22 17:23
| 本
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2023年 07月 18日
IさんとともにSさんが開拓している東信のフィールドへ。 まずは先日発見したばかりというトビシマセミタケポイントに入る。低山の沢ぞい、落葉広葉樹の雑木林。沢から上がる斜面に発生するという。 まずあらかじめ見つけておいたという一本を見せてもらう。たしかにトビシマセミタケ。県内では以前Yさんが中信地方で確認しているものの、僕自身は北陸で見て以来だから久しぶりでうれしい。その後、点々と見つかるものの、小さかったり、ひしゃげていたり、結実していないものがほとんど。 傷んでいるが結実しているものを見つけ、掘って撮影。宿主はミンミンゼミ、とても浅く、菌糸があちこちに伸びているちょっと不思議な形の個体だった。つづいてSさんが見つけた結実個体を掘って撮影させていただく。こちらはかなり深く、宿主はヒグラシだった。 Iさんいわく「斜面のかなり上の方でも出ていたので乾燥にはかなり強いかもしれないですね」とのことで、結局3人で計24本を数えた。このくらいの条件なら、あちこちで見つかってよさそうなのだが……というくらいの環境、またあらたな謎が。 午後はSさんが植物種子生の珍種サンチュウムシタケモドキを発見したポイントを見せてもらうことに。 1箇所目、暗い谷沿いの林道、沢沿いはスギ林、斜面上部は明るい雑木という環境。昨年につづき、今年はまとまって10本近く出たという。すでに多人数により観察、採取済みとのことで、残してあった一本を見せてもらったが、林道すぐ脇の法面だったからびっくりする。「落ち葉をかき分けたらいくつも見つかったんです」とのこと。周辺を探索し、Iさんが追加の一本を発見。側溝状になった凹みの落ち葉の下。「たねが転がり落ちてきたなら溝のところが可能性が高いと思って」なるほどと、みんなで溝の落ち葉をかき分けるもさらなる追加はなし。 もう1箇所。今度は他の虫草も出そうな雰囲気の深い沢。ここも一部はスギ林で、ヤマガシュウの株自体はないものの実生が点々と生えている。ここは昨年斜面で一本だけ出たという。先ほどの経験から落ち葉をかき分けるがなかなか見つからない。終わりぎわになってIさんが沢のそばから発見。すばらしい。 それにしてもサンチュウムシタケモドキを狙って探せるようになるとは。それでもそう産地が増えているわけでないので、そもそも発生数は限られているということなのだろう……などなど、普段見ない虫草を見ながらいろいろ考えた。 #
by ikkaku24
| 2023-07-18 08:46
| 菌類
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2023年 07月 10日
先日につづいてふたたび東北へ。 今回の目標はエゾハルゼミタケ。これまであまり馴染みのない東北のブナ林(実際はそういうわけではないのだが、なんとなくそういうイメージ)に産すること、地中の柄がとても深くて掘り出しが困難なこと、エゾハルゼミを宿主とすることなど、エゾハルゼミタケは長く憧れの虫草だった。 数年前、隣県の意外な林でエゾハルゼミタケを発見して対面を果たしてはいた。が、東北のエゾハルゼミタケはそれでもチャレンジしたい虫草でありつづけ、今回Yさんに産地の情報を教えていただいて一人片道8時間の旅に出たのだった。 一ヶ所目、谷津田の先にある里山的な林。林床にシダ、草本が多い。それらをかき分けながら地面を探し、カメムシタケ、アワフキムシタケ、ミヤマムシタケ、コツブイモムシハリタケなどは見つかったものの、肝心のエゾハルゼミタケが見つからないまま半日が過ぎた。 そこで思い切って二ヶ所目、三ヶ所目に移動したのだが、どちらも林道が荒れていて車では入れない。徒歩では入れそうだったが持ち時間を考えて断念。 四ヶ所目、峠近くの深い谷。谷沿いはトチノキ、サワグルミ、イタヤカエデなど、斜面はスギ、ブナが占める。林床はシダ類などが覆い、雨が降っていることもあって、湿り気十分のコンディション。ブナを見るとどうしても山地をイメージしてしまうのだが、標高は低いし里にも近く、むしろ里山といってもいいのかもしれない。 カメムシタケやミヤマムシタケを見ながら探索をつづけ、谷から少しだけ上がったスギ混じりの斜面でようやくエゾハルゼミタケを3本発見。時刻はすでに午後3時。良さそうな一本の掘り出しを開始する。 エゾハルゼミ自体の掘り出しは経験済だったが、最初の一本、慎重に作業を進める。柄は細く、色が木の根と紛らわしい。ピンセットで注意深く掘り、スプーンで土をかき出し、ヘラとスコップで穴を広げていく。2時間後、ようやく宿主まで掘り出し完了。40cmほどもある個体だった。薄暗くなってきて厳しい条件になったものの、何とか撮影まで完了できた。 二日目。朝から同じポイントに入って探索。前日の発見ポイント周辺で追加のエゾハルゼミタケを見つけ、さっそく掘り出し作業にかかる。覚悟を決めて作業を進めたが、深さ15cmくらいであっけなく宿主があらわれた。こういう変異もあるわけでちょうどよかった。二本掘って撮影できたのでホッとする。 残り時間はあと少し。探索に集中する。エゾハルゼミタケは沢ぞいから斜面のあちこちで見つかり、二日間計で12本となった。また沢沿いの雪で湾曲したクロモジの幹の下面でフトクビハエヤドリタケもなかなかよかった。もう少し探索したかったがもう帰る時間。遠いけれどまた来たいなと思いながら 8時間の帰途に着いた。
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by ikkaku24
| 2023-07-10 11:15
| 菌類
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2023年 07月 06日
近所のKの谷をのぞきにいく。いまのところ定期的に雨が降っているので、よく湿っている。 見つかったのはハトジムシハリタケ、未熟なカメムシタケ、ハナサナギタケ。ハトジムシハリタケはヒゲナガガとマガリガが半々の構成。この谷ではだいたいそうだ。 この宿主についてもう少しわかりたいと思っている。手が届きそうなのはマガリガの方。そもそもマガリガと言っているけど、このような二枚貼り合わせの蓑を作るのはこのグループだろうという推測であって、まだ確かめられていない。ここの林床では毎年、ハトジムシハリタケに感染したのと同じに見える蓑に入った生きた個体も見つかる。これを集めて飼育、羽化させればいいのだがなぜかうまくいかずじまい。今年こそは成功させたい。
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by ikkaku24
| 2023-07-06 18:12
| 菌類
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